本年1月に取りまとめられた「今後の介護人材養成の在り方に関する検討会」報告書において、「今後の介護人材のキャリアパスを簡素で分かりやすいものにするとともに、生涯働き続けることができるという展望を持てるようにする必要がある」という提言がなされました。
これを踏まえ、現在の訪問介護員養成研修2級課程相当の研修を介護職員初任者研修(仮称)と位置付けるなど、介護福祉士に至るまでの養成体系の見直しを図るための介護保険法施行規則等の改正案が示されています。
具体的には、(1)基礎研修課程・1級課程は介護福祉士受験資格を得る実務者研修に一本化〔平成25年度から〕、(2)2級課程は「初任者研修」へ移行〔平成25年度から〕、(3)3級課程は廃止〔平成24年度末〕するとともに、初任者研修のカリキュラムなどが提案されています。
12月3日まで意見募集がされておりますので、ご意見がございましたら、直接ご提出いただくか、特定協までご連絡ください。詳細については、以下をご覧ください。
- 厚生労働省資料「養成研修課程の見直しに伴う介護保険法施行規則の一部を改正する省令・介護職員初任者研修課程(仮称)カリキュラム(告示)(案)について(意見募集)」
- 厚生労働省資料「養成研修課程の見直しに伴う介護保険法施行規則の一部を改正する省令・介護職員初任者研修課程(仮称)カリキュラム(告示)(案)概要」
- 厚生労働省資料「今後の介護人材キャリアパスのイメージ」
- パブリックコメント「養成研修課程の見直しに伴う介護保険法施行規則の一部を改正する省令・介護職員初任者研修課程(仮称)カリキュラム(告示)(案)に係る意見募集について」
- 特定協Net。「介護福祉士の養成の在り方を含む「今後の介護人材養成の在り方について」(報告書)がとりまとめられました。」