厚生労働省老健局振興課より、介護ベッド用手すり、電動車いす(ハンドル型)に関する事故の発生を防止するための注意喚起について連絡がありました。内容は、以下の通りです。
■介護ベッド用手すり
当該製品をベッドサイドに2本設置して使用していたところ、使用者(80歳代)の首が、2本設置したすき間にのった状態で発見され、死亡が確認された。
当該すき間を埋める簡易部品が適正に使用されていなかった状況を含め、現在、原因を調査中。
なお、介護ベッド用手すりによる事故については、厚生労働省老健局振興課等より本年6月6日付で安全使用のための注意喚起及び点検依頼の課長通知が発出されていますので再度ご確認ください。
■電動車いす(ハンドル型)
当該製品に乗車していた使用者(90歳代)が、当該製品とともに堤防下の海で発見され、死亡が確認された。現在、原因を調査中。
福祉用具の使用に際しては、心身の状況や生活環境等に応じた選定がなされた上で適切に使用されるよう、安全性を確保する措置を講じていくことが重要です。福祉用具は、様々な使用状況が想定されますが、いずれの状況においても適切に使用され事故等の発生が防止されますようご留意ください。
また、これまでに消費者庁及び製品評価技術基盤機構から公表された福祉用具に関する製品事故が、厚生労働省の関係団体である日本福祉用具・生活支援用具協会(JASPA)において公表されています。