【速報】消費税引き上げに伴う新しい介護報酬単価をお知らせします。

　本日（1月15日）開催された第98回社会保障審議会介護給付費分科会において、厚生労働省より「介護報酬単価の改定案」の諮問がありました。審議・答申が行われ、特定施設入居者生活介護の次期介護報酬単位（平成26年4月1日サービス分より適用）等の内容が決定しました。以下のとおり、特定協にてその概要を抜粋し整理したものをお送りいたしますが、会員の皆様におかれましては、念のため答申内容の原文にてご確認いただきますようお願い申し上げます。

　今回の改定では、消費税率引上げに伴う介護事業者等のコスト増への対応として、消費税増収分の財源を活用し、必要な介護報酬上の手当がなされています。具体的には、通常の特定施設の場合、0.64％、地域密着型特定施設の場合は、0.44％の引き上げが行われています。

■特定施設入居者生活介護・介護予防特定施設入居者生活介護　基本単位　

	現行	改定後	差額
要支援１	196	197単位/日	+1単位
要支援２	453	456単位/日	+3単位
要介護１	560	564単位/日	+4単位
要介護２	628	632単位/日	+4単位
要介護３	700	705単位/日	+5単位
要介護４	768	773単位/日	+5単位
要介護５	838	844単位/日※１	+6単位

※１　短期利用特定施設入居者生活介護費については、要介護5のみ異なり、843単位/日
※２　地域区分・地域区分単価の見直しはありません。

■地域密着型特定施設入居者生活介護　基本単位　

	現行	改定後	差額
要介護１	560	562単位/日	+2単位
要介護２	628	631単位/日	+3単位
要介護３	700	703単位/日	+3単位
要介護４	768	771単位/日	+3単位
要介護５	838	842単位/日	+4単位

※短期利用特定施設入居者生活介護費についても同様。
※地域区分・地域区分単価の見直しはありません。

■各種加算　　　各加算ともに、加算単位数・算定要件等に変更はありません。

	現行	改定後	差額	備考
・個別機能訓練加算	12	12単位/日	±0単位
・夜間看護体制加算	10	10単位/日	±0単位
・医療機関連携加算	80	80単位/月	±0単位
・看取り介護加算（死亡日）	1280	1280単位/日	±0単位
同（死亡日の前日・前々日）	680	680単位/日	±0単位
同（死亡日以前4日以上30日以下）	80	80単位/日	±0単位
・介護職員処遇改善加算（I）	3％	3％	変更なし	（II・IIIも変更なし）　）

　答申内容の原文等、詳細は、以下のリンク先より、ご確認ください。