平成28年4月26日に開催された第7回一億総活躍国民会議において、安部総理は、介護人材の処遇改善を行う旨、発言しました。
具体的な発言は、以下の内容です。
- 保育・介護人材の確保のためには、ニッポン一億総活躍プランにおいて総合的な対策を取りまとめることが必要です。
- 第一に処遇改善、第二に多様な人材の育成・高齢者等の活用、第三に生産性の向上を通じた労働負担の軽減、やりがいを持って安心・快適に働ける環境の整備といった点について、財源を確保しつつ、2017年度から実行します。
- 保育士の処遇改善については、新たに2%相当の処遇改善を行うとともに、キャリアアップの仕組みを構築し、保育士としての技能・経験を積んだ職員について、競合他産業との賃金差がなくなるよう処遇改善を行います。
- 介護人材の処遇改善については、キャリアアップの仕組みを構築し、競合他産業との賃金差がなくなるよう処遇改善を行います。
一部報道では、処遇改善の金額などが示されていますが、上記の発言のみが公式見解のようです。今後、ニッポン一億総活躍プランが5月末までに、骨太の方針がその後、策定され、具体的な金額や仕組みが決まってくるものと思われます。