被災特定施設の支援のため、会員事業者の協力を得て、支援スタッフを派遣しております。
第3チームとして、4月6日(水)から12日(火)まで、以下の4名の方に仙台の「ケアハウスうらやす」、「ハートフル仙台」等の支援のため現地に入っていただきました。
- 特定協事務局員 調 豊彦 (財団法人京都ライフクリエイト事業団 ライフ・イン京都)
- 伊庭 史子 様 (株式会社三輪 介護付有料老人ホーム緑風館)
- 橋本 美幸 様 (ワタミの介護株式会社 レストヴィラ戸田)
- 田 一裕 様 (株式会社チャーム・ケア・コーポレーション チャーム枚方山之上)
5日目(4月10日)から7日目(4月12日)の活動内容をご報告します。
介護老人保健施設春風のころに避難されている「ケアハウスうらやす」様では、他にグループホームやデイサービスの利用者も避難されております。これまでは各サービスの利用者がバラバラに老健の居室に入室されていたのですが、4月10日に各サービスの利用者ごとに部屋割りを変更されました。支援スタッフは、4月10日は法人職員総出でのこのお引越しのお手伝いをし、4月11日はその引越しで汚れたフロアの掃除を行いました。
ケアハウスとその他のサービスごとに利用者が分かれることができ、ご入居者、職員も以前の顔ぶれに戻ったことで安心されたご様子でした。また、この引越しをお手伝いすることにより、施設のスタッフの方と親近感・一体感を感じることができ、津波で被災した施設を見学させていただいたり、震災当日のお話や今のお気持ちなどのお話をお伺いすることができるようになりました。
その他、ご入居者とのコミュニケーション、お散歩の付き添い、アクティビティなどをお手伝いしています。
一方、「ハートフル仙台」様では、次のような活動を行っています。
- ご入居者の傾聴、コミュニケーション
- アクティビティー(ことわざカルタ、風船バレー、ボール蹴り、映画会、トランプ遊び)
身体を動かすアクティビティーやご要望を聞いて映画会「おとうと」を実施しました。共同生活、先行きへの不安などからくるストレスは想像できず、また、寝たきりで過ごしている方も少なくなく、アクティビティーでそのようなストレスの解消、心身機能低下を予防できればと思います。実際にアクティビティーをされている時のご入居者は生き生きとしておられ、気分転換につながったのではないかと思います。
また、津波の被害を受けた1階部分は、施設スタッフや社協のコーディネートによるボランティア支援により片付いてきていたようです。
最終日の4月12日には、「ウェルフェア多賀城」「ケアハウスうらやす」「ハートフル仙台」の3施設にご挨拶にお伺いしました。少しずつ生活が整いつつある中、「きれいなもの」「美しいもの」があると、気持ちも和むのではないかという支援スタッフのアイデアで、お花をお届けしたところ、大変喜ばれたとのことです。
東京に戻り、事務局メンバー、4月13日から支援に入る第4チームのリーダー福島様(有限会社サニーベイル サニーベイルイン鳴海)、河瀬様(医療法人井上医院 めるしい豊川)と一緒に、振り返り、引継ぎ、慰労のための会を催しました。リーダー調事務局員を始めとする第3チームから第4チームの福島様、河瀬様に熱い気持ちが引き継がれました。
第3チーム調リーダーと第4チーム福島リーダー |
第3チームの4名の支援スタッフの皆様。本当にありがとうございました。
引き続き、全国の特定施設事業者の皆様におかれましては、被災特定施設の支援スタッフの派遣にご協力を賜りますよう、何卒ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。