被災特定施設の支援のため、会員事業者の協力を得て、支援スタッフを派遣しております。
4月27日(水)から5月3日(火)まで、吉松事務局員をリーダとして第6チーム4名の方が、被災した特定施設の支援を行いました。
「ハートフル仙台」様の支援
吉松 正剛 事務局員(株式会社誠心)
川幡 淳子 様(ワタミの介護株式会社・レストヴィラ町田小野路)
「ウェルフェアー多賀城」様の支援
高井 悠輝 様(株式会社ベネッセスタイルケア・まどか東伏見)
金子 秀美 様(株式会社キノシタライフ・本社介護事業部)
初日、特定協会員の社会福祉法人太陽のケアハウスインいわきり様にご依頼をいただいた乾電池をお届し、2日目からは上記2チームに分かれ、各施設の避難生活を続けられているご入居者の生活支援やアクティビティ・傾聴を行いました。
「ハートフル仙台」では、施設の周囲は津波で大きな被害があり危険なため、元気なご入居者も外出を控えておられます。また、従来は台所、お風呂もついた住戸でお住まいであったのに、現在は1部屋に2人以上が生活されておられるため、窮屈な生活を続けておられます。こうした中、少しでも元気になっていただくため、アクティビティ(歌、軽体操、ビンゴ、パズル)や傾聴とリネン交換、掃除などをお手伝いしております。
「ウェルフェアー多賀城」の避難先の杜のまちクリニックでは、不自由な生活を続けておられるご入居者のお話をお伺いするとともに、歌や体操のアクティビティを行いました。また、被災した施設の片付け・掃除のお手伝いも行いました。
さらに、「ハートフル仙台」「ケアハウスうらやす」(避難先の老健春風のころ)「ウェルフェアー多賀城」(避難先の杜のまちクリニック)の3ヶ所で、川幡様によるヴァイオリンコンサートを開催しました。以下に添付しました案内状をお配りし、特定施設のご入居者に加え、避難先の特養の職員様、老健のご入居者にもお集まりいただきました。ヴァイオリンの演奏を聴いていただくだけでなく、蘇州夜曲等のリクエストに応えたり、ヴァイオンリン伴奏で、365歩のマーチを合唱したり、和やかな楽しい時間をお過ごしいただきました。以下の写真は、そのコンサートでのご様子です。
今回、第6チームの支援活動では、主にご入居者の傾聴を行ったり、お話し相手になって差し上げた中で、震災より1ヶ月半余りが経ち、ご利用者の方々も徐々に落ち着きを取り戻しているようにも見受けられましたが、一方で、失望感やこの先の不安感を滲ませているように思える方々も多いと、第6チーム全員が感じました。
第6チーム(左から吉松・金子・川幡・高井) | ハートフル仙台 | |
ケアハウスうらやす(避難場所:老健春風のころにて) | ウェルフェアー多賀城(避難場所:杜のまちクリニックにて) |
第7チームと仙台にて引き継ぎを行い、1週間の支援を終了しております。