特定協は、6月15日の総会において、特定施設入居者生活介護の通称を「介護付きホーム」と定めました。
また、住み慣れた地域の中で、最期までその人らしく暮らし続ける『地域包括ケアシステム』の中で、介護付きホームが果たしていく役割として、次のとおり、介護付きホームのビジョンを定めました。
特定協は、介護付きホームがこのビジョンにしたがって発展することを支援してまいります。
■介護付きホーム(特定施設)のビジョン ★入居者その人らしい暮らしの支援 ・予防から介護までを含め、その人らしい暮らし全般を支えます。 ・これまでの人生やこれからの希望に寄り添います。 ★多様な選択肢の提供 ・個々のニーズにお応えする、柔軟なサービスを提供します。 ・地域包括ケアを担う、幅広いサービス(価格、嗜好など)の介護付きホームを提供します。 ★『終の棲家』の実現 ・尊厳をもって最期まで暮らしていただける住まいを目指します。 ・馴染みのスタッフのチームケアによる安心をお届けします。 |
【通称「介護付きホーム」を定めた背景・目的】
平成27年度介護報酬改定において、特定施設入居者生活介護の基本報酬が引き下げられ、2年後の改定においても、同様に厳しい改定が懸念されます。しかし、一般国民(消費者)のみならず、行政、国会議員の先生方も、「特定施設入居者生活介護」が何を指すか、どのような役割を果たしているかを理解されていない現状があり、その大きな阻害要因に呼称の難解さがあると理事会等で共通認識されました。
特定協は、デイサービス(通所介護)、グループホーム(認知症対応型共同生活介護)のように、「特定施設」、「特定施設入居者生活介護」という法律上の正式名称とは別に、一般の方でもイメージしやすい通称として「介護付きホーム」を定めました。理事会・事務局会での大議論の末、サービス内容を短く、わかりやすく伝えることができる名称として決定しました。
今後、国、地方自治体のほか、マスコミ、関係団体、高齢者住まい業界などに浸透を図ってまいります。
皆様も、今後、ぜひ早くに、通称「介護付きホーム」を使用していただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。