平成２２年７月３０日、名古屋市の安保ホールにおいて特定施設専門研修を開催いたしました。当日は非会員の方も含め３５法人６３名と定員を上回る大勢の方にご参加をいただきました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
講義の様子
まず、『介護施設におけるリスクマネジメント～転倒、転落事故とスタッフの離職について～』について静岡福祉大学専任講師の中野一茂様よりご講義いただきました。序盤にリスクマネジメントの基本、法律関係の話に時間を費やしたため、終盤の事例紹介等が駆け足となってしまいましたが、中野講師のご経験談を交えた講義内容は「法律にからめた講義で危機意識をもって仕事に取り組むべきと理解できた」「事故がおこった時の職員のスピーディな対応と記録の大切さを改めて感じました」などのご感想をいただきました。
続いて、特定協事務局員の吉村（株式会社想 取締役事業本部長）より『特定施設における事故防止の取り組み～グラード名古屋駅前の実践～』について講義をさせていただきました。「毎日の業務の中で当たり前と思っている様な小さな事故への気づきをいかに受け止めていくかで、大きな事故を防ぐことができるという事を学んだ」「エピソードがためになった」などご感想をいただきました。
情報交換会の様子
最後に「各施設の事故防止の取り組み」をテーマに情報交換会を行いました。１２グループにわかれ、情報交換をしていただいた後、時間の都合上、２グループのみでしたが、意見交換の内容を発表していただきました。「各施設の情報、対策が聞けてよかった」などのご感想のほか「今後も色々なテーマで情報交換会を実施して欲しい」「もう少し時間が欲しかった」などのご要望もいただきました。
アンケート結果をみてみると研修会全体を通じ70％強の方々に「とても満足」「満足」とご回答いただき、大変満足度が高い研修となりました。
懇親会の様子
研修会終了後に同ホール地下１階に場所を移し、懇親会を行い２３名の方がご参加下さいました。各施設で困っていることの相談やその他情報交換など、とても有意義な時間を過ごし、事業者間の交流も深めることができました。また、途中、各法人より代表1名の方に自己紹介、施設紹介をしていただきました。ご挨拶いただいた方々ありがとうございました。
アンケート結果を参考にしながら、今後も各地域において、会員事業者のご要望にお応えできるよう、研修会等を企画したいと考えております。
- 会員専用ページに研修資料を掲載いたしておりますので併せてご覧下さい。
- ・｢特定施設における事故防止の取り組み～グラード名古屋駅前での実践から～｣
- ・｢介護施設におけるリスクマネジメント～転倒、転落事故とスタッフの離職について～｣の研修資料は都合上、掲載できません。参考資料として、研修時のデータを使用した論文のみ掲載させていただきます。