特定施設専門研修（福岡会場）を１月１８日に福岡交通センターにおいて開催しました。これは今年度最後の特定施設専門研修（計６回）でした。
当日はとても寒く、玄界灘からの雪による公共交通機関の乱れがある中、３８法人（会員３０法人、一般８法人）、７６名（会員６３名、一般１３名）の方に参加頂きました。
今回も、東京や広島などで講演いただいた、東京都健康長寿医療センターの島田千穂先生と伊東美緒先生を講師にお招きし研修をしていただきました。
「第一部では、島田先生に「『看取り介護』～特定施設だからこそできる看取り介護～」と題し、家族の方や医師などの関係者との関わりの中で実践していく看取りケアの取組みについて事例に基づき研修して頂きました。
そして、第二部では、伊東先生に「『認知症ケア』 周辺症状（ＢＰＳＤ）を読み解く～そのケアプラン、強制を強めていませんか？～」と題し、実際の施設での認知症の事例をもとに、入居者様からの不同意メッセージ（服従・謝罪・転嫁・遮断・憤懣）への対応等に関する研修をしていただき、受講者は直面する場面と似た状況の対応について、熱心に聴いていました。
講演後は、５～６人のグループに分かれて情報交換会を行い、研修テーマに関する感想や各施設の取組み状況や施設での悩み等について話しあいました。
研修会後のアンケートでは、「現場の状況に基づいた研修だったので、施設での実践に大変役に立つ」「講師から教えていただいた対応方法は分かりやすい」「研修で学んだことを持ち帰りスタッフに是非伝えたい」「情報交換会で同じような悩みを持つ事業者がいて、これからも頑張ろうと思えた」など、多くの方は自施設で実践できるヒントを本研修で得て大変満足されたようです。
看取り介護研修の様子
認知症介護研修の様子
グループワークの様子
特定協は今後も皆様にとってより良い活動となるように、様々な活動に取り組んでいきますので、ご支援・ご協力をお願いします。