研修会の様子
平成26年度特定施設専門研修(仙台会場)を9月30日にショーケー本館ビルにて開催しました。今回の研修には、12法人(会員9法人、一般3法人)、27名(会員24名、一般3名)の方が参加いたしました。
講師:沖田裕子氏
第1部では、特定非営利活動法人「認知症の人とみんなのサポートセンター」代表の沖田裕子先生が、「認知症ケア~コミュニケーションケアを中心に~」をテーマに研修を行いました。沖田裕子先生は、利用者のネガティブな感情を導き出す言葉かけの例を示しながら、ケアを受ける人々の気持ちになる大切さを講義しました。受講生からは「介護現場で働いてから3年が経ち、利用者様の対応において、よい慣れもあれば、悪い慣れもあると感じています。正直、認知症の利用者様とのコミュニケーションを諦めてしまっている時もありました。この研修を通して、私たち支援者は何のために存在するのかを考えさせられ、諦めないでとことんやってみようと前向きな気持ちになりました。」「研修前の事前アンケートで回答した内容を、事例をはさみながら講師の方にアドバイスいただけたことで、とても勉強になりました。」といった感想が寄せられました。
講師:吉村仁志氏
研修会の様子
第2部では、株式会社想事業本部長の吉村仁志先生が、「看取り介護~特定施設における看取りの基本~」をテーマに研修を行いました。
吉村先生は、数多い看取り事例を紹介しながら、ご本人やご家族との信頼関係の重要性を講義しました。受講生からは、「今まで看取りの経験があまりなかったのですが、普段の人間関係で信頼を築いていくことも、看取りに繋がっていくのだなと感じました。」「私の施設でも看取りを積極的にやろうとしています。お客様に対してだけでなく、スタッフの在り方について、とてもわかりやすく楽しく学べました。」「看取り介護は行っているが、事例がないため、とても参考になりました。」との声が寄せられました。
特定施設専門研修は、年度内あと6会場(岡山、福岡、東京、長崎、名古屋、香川)にて予定されています。みなさまのご参加をお待ちしています。