パネルディスカッションの様子
平成26年度総会に続いて、定例研究会を開催しました。今年度も講演とディスカッションの2本立てで行いました。講師は、株式会社服部メディカル研究所代表取締役所長、立教大学コミュニティ福祉学部講師、NPО渋谷介護サポートセンター事務局長 服部 万里子様に「地域包括ケアと2015年報酬改定における特定施設の方向性」について、約70分間ご講演いただきました。
ご講演の内容は、1.診療報酬改定 2.地域包括ケア 3.2015年度制度・介護報酬改定と特定施設の関係 4.特定施設の顧客ニーズ分析 5.特定施設の方向性についてわかりやすく解説いただき、今後の特定施設を考える上でとても良い機会となりました。色々な経験を踏まえて、特定施設を選ぶポイントとして、1自分で選ぶ 2何を重視するかを自分で決める など、毎日の生活なので人にどう思われるかではなく、「あくまでも自分の希望」が大切であると強調されていらっしゃいました。
講演につきましての皆様のアンケートの一部をご紹介します。
- 服部先生の話は、医療・介護全体を見ての視点で非常に良かった。
- 来年度の改定を含んだ、特定施設の対応を説明していただき良かった。今後の施設運営に役立てたい。
- 2015年に向けての地域包括ケアシステムの第1段階が、少し見えてきたように思えます。今後の自社の方向性に役立つ研修でした。
また、ご講演に続いての後半は、「顧客ニーズから見た今後の特定施設の役割と方向性とは?」についてのパネルディスカッション。コーディネーターに前述の服部様、パネリストとして、株式会社 メッセージ 取締役執行役員 奥村 孝行特定協常任理事、株式会社 アズパートナーズ 代表取締役 植村 健志特定協理事 にご登壇いただきました。まずパネリストからご講演内容の質問から始まり、行政の今後の動きについてや顧客が特定施設に期待するものとは何かについて、自社の具体的事例を挙げてディスカッションしていただき、時間と共に徐々に白熱した議論となりました。
また当日会場にご出席の会員の皆様からもご質問が多数ありました。
懇親会の様子
ディスカッションについても、アンケートの一部をご紹介させていただきます。
- パネルディスカッションは、ケアマネジメントの話、サ付き(サービス付き高齢者向け住宅)と特定(施設)の比較など静かに白熱した議論があった。
- ディスカッション形式の講演が予想以上に面白かった。
終了後は、講師を交えて皆様との懇親会を実施し、多くの方々にご参加いただき、大いに盛り上がりました。来年も皆様のご意見を踏まえながら、より良いものにして参りたいと考えております。