平成27年度特定施設専門研修(鹿児島会場)を10月14日、吹く風が冷たく感じられる中、宝山ホールにて開催しました。今回の研修には、13法人(会員8法人、一般5法人)、21名(会員14名、一般7名)の方が集まりました。
講義の様子
第1部では、日本福祉大学社会福祉総合研修センター講師の須田敏枝先生が、「看取り介護~暮らしの延長線上にある看取り~」をテーマに研修を行いました。
受講生からは、「研修内容はもちろん、様々な役職の方の話を聞く事ができ、知識・経験共に少ない自分には、とても刺激となる研修だった」、「看取り介護の経験が全くない私にとって、看取りまでの経緯を始めから終わりまで具体的に知れて良かった」といった感想が寄せられました。
また、「開設以来20名程の看取り支援をする中で、亡くなった後、通夜・告別式への参加はあっても、グリーフケアに取り組めていないため、今後の課題として考える機会となった」など、看取り介護の経験者から未経験者まで、多くの学びがあったという感想が寄せられました。
第2部では、同朋大学社会福祉学部社会福祉学科准教授の下山久之先生が、「認知症ケア~認知症ケアから介護の専門性について考える~」をテーマに研修を行いました。
受講生からは、「認知症の方に対する視点を今一度確認し、今後の対応について振り返ることが出来た。さりげないケアを心がけたい」、「利用者の気持ちになって考えたことが無かった。やってはいけない事、言ってはいけない事、改めて考えさせられた」といった感想が寄せられました。
また、「介護現場にとって、わかりやすいレベルの説明だった。職場の介護スタッフ皆にも受講させたい」など、認知症ケアを行うスタッフに、新しい考え方や認知症ケアのあり方を周知させたいという感想も寄せられました。
特定施設専門研修は、年度内あと3会場(広島、東京、名古屋)予定されています。
みなさまご参加をお待ちしております。