埼玉県特定施設連絡会にて、9月28日に埼玉会館にて平成27年度法令遵守研修を開催しました。埼玉県の連絡会という位置づけにも関わらず、遠方からのご参加もあり、今回の研修には、37 法人(会員24 法人、一般13法人)、53名(会員37名、一般16名)の方にご参加いただきました。
今回の研修では、法令遵守研修として、講義を「I 特定施設入居者生活介護の指定基準省令等」「II 特定施設入居者生活介護の報酬告示等」に分けて行いました。前者は特定協事務局員の稲田順一から、「特定施設事業者が守るべき法令等の種類」「法令遵守意識を浸透させるためのポイント」「人員配置やケアプランについてなど特定協事務局によく寄せられる各種質問に対する法的解釈」等について、後者は特定協渉外部長の長田洋から、「夜間看護体制は看護師が24時間常駐していなくても算定が可能」等といった、特定施設が算定できる様々な加算についてや、算定の要件や注意点・ポイントなどについて解説しました。ともに、平成27年度の法改正を受けて特定協から9月に発行した『特定施設に関わる主な法令・通知集(平成27年度版)』を用いて、実際の根拠等を示しました。
参加者からは、「法令集についての説明が分かりやすかった。参考にして運営に活かしていきたい。」といったうれしい意見がある一方、「資料と法令集があり、該当箇所を探すのにバタバタした」「もう少しゆっくり聞きたかった」といった感想も寄せられました。
その後、埼玉県福祉部福祉監査課から、平成27 年度の実地指導における文書指摘件数データをもとに、実際に指摘内容などについてお話していただきました。
最後に参加者が6 ~ 8 名のグループに分かれ、「実地指導における対応について」をテーマに意見・情報交換を行い、その結果を発表しました。