有老協と合同で「介護職員によるたんの吸引等の試行事業」に取り組み、12月7日に「基本研修」を終えました。
「介護職員等によるたんの吸引等の実施のための法制度の在り方等についての検討会」の議論を踏まえ、本年10月より「介護職員によるたんの吸引等の試行事業」が実施されています。
特定協では、たんの吸引や胃ろう等の経管栄養が必要な者に対して必要なケアをより安全に提供するため、社団法人全国有料老人ホーム協会と合同で「研修実施団体」としてこの事業に取り組んでおります。
10月29日の指導者講習を経て、全国6法人8人の看護師に「基本研修」の講師をお願いし、全国17法人20人の介護職員に対して、11月8日から11日、15日から18日の8日間50時間の座学と試験、12月1~3日および7日には4グループに分かれてシミュレーターによる演習を実施いたしました。
来年1月には各実施施設において実地研修を行い、その状況を厚生労働省に報告することとなっております。
今後も、介護職員がたんの吸引や経管栄養のケアを安全かつ円滑に行うことができる仕組みが構築できるよう協力してまいります。
試行事業の詳細は、以下をご参照ください。